金運神社は効果があるのか?正しい祈祷方法とパワースポットについて

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人が願いを込めて神社に参拝するという行為は新年に行われる初詣に代表されるように、日本人にとっての一種の慣習であるといえます。
ただ、その正しい参拝方法やどんなご利益があるのかについて実はよくわかっていない。という方も多いのではないでしょうか。

今回は金運を得意分野とする『金運神社』に関する効果や祈祷方法、神社におけるパワースポットとは何かについて、そして参拝する時の礼儀作法について解説をしていきます。

神社への参拝って本当に効果があるの?願望成就の有無

一つ疑問なんだけど、、、
日本人で神社への参拝に行ったことが無いという人の方が少ない思うのだけど、参拝している全体数に対して「願いが叶った」という人が少な過ぎない?
神社への参拝って本当に効果があるのかしら?

パワースポットって行くだけで効果ってあるんじゃないの?

これはとても良い質問ですね!
確かに願いを持って神社に参拝する人は非常に多いですが、全員の願いが叶うということはありませんね。
寧ろ『神社参拝の効果=願望の成就』というわけではありません。
良い機会ですので、神社の効果について解説をしていきましょう!

神社の持つ『本当の効果』とは何なのか?

前述したように『神社参拝の効果=願望の成就』という単純なものではありません。

では、神社参拝の『本当の効果』を紐解くために先ずは、神社への参拝の意味について細かく見ながら解説をしていきましょう。

「神社参拝」という言葉の意味は「神社におられるご本尊のもとへ参り、拝む行為」です。ここで重要になるのは「拝む」という行為になります。

「拝む」という行為はその対象に対して「手を合わせ、頭を下げ、願いを懇願する」という意味をもちますが、この際に最も大切なものは信仰と礼節になります。

つまり、相手のことを心の底から敬い、願ってこその行為であるのです。

ここまでの解説でなんとなく神社参拝の『本当の効果』に察しがついたという方は非常に鋭いです。

神社参拝は神様を心から敬い、願いの成就を祈るということはわかったわ。
でも、神社に参拝に行く人は少なくとも目的を持って神様に願っているのですから、主神の神様の名前を知らないというのは問題外として、ちゃんと祈っているのではないの?なぜ願望が叶わないのかしら?
『本当の効果』についてもう少し解説をお願いするわ。

そうですね!
多くの人は自分がお参りする神社のことをある程度は調べて、神様に祈りを捧げています。
では、次は「祈りを捧げる」という行為について少し見ていきましょう。

「祈りを捧げる」という言葉ですが、一見すると「神様にお願いをする」という意味では間違いはないですが、「祈り」と「捧げる」の二つに分解して考えれば少し見え方が違ってきます。

「祈り」の意味は簡単に言ってしまえば「神仏に請い願う」ことです。

「捧げる」という言葉の意味は「慎みの心を持ち、神仏にものを献上する。まごころや愛情を持って相手に献身的に尽くす」ということです。

このように、「祈り」は「自分のお願いをする(自分がもらう)行動」であることに対して、「捧げる」とは「相手に自分の愛情、まごごろ、感謝、供物を差し出す(相手にあげる)行為」であり、個々に見れば相反したような意味があります。

この二つの語を組み合わせた「祈りを捧げる」という言葉は「神様にお願いをする」という単純なものではありません。「祈りを捧げる」とは「神様に日頃の感謝と共に、自分の願いに慎みの心を持ち、差し出す」という敬愛の行為なのです。

自分の心の中にある願い事をこの神様にこそ託したい。そして今まで授かってきた道のりへの感謝と共にこれから先の未来も導いていただきたい。その願いを感謝の思いと共に捧げることこそが、神社参拝の真の目的ということになります。

なるほど!
今までは「神様にお願いをする」ということが神社参拝だと思っていたけど、根本的な所にこんなにも違いがあったのね!
特に「日頃の感謝」と「慎みの心」というのが大事な気がするわ。
ただ願うだけではなく、関係を理解して感謝を伝える。お願いも謙虚な気持ちで祈るということね!

その通りです!
神社への参拝は自分が「何かを貰おうとする側」である前に、神様に「ここまで導いていただいた側」であるということを忘れてはいけません。

なんとなく「願望の成就」が神社参拝の主眼ではないことは分かったけど、やっぱり実際の効果についても気になるわ。
本当の神社参拝について理解できたところで、『本当の効果』とは具体的にはどういうものなのか教えてくださらない?

わかりました!
ここまでは実利的なことは除いて概念的な話をしてきましたが、概念を理解していただけたようなので、実利的な話をしていきましょう!

神社参拝の『本当の効果』を言葉を飾らずに表現するならば『手助けをしてくれる、願いを叶えるに足る力を貸してくれる』というものになります。

本質は違いますが、理解するための例え話として「ラジオの悩み相談」をしましょう。

いつも楽しくラジオを聞かせていただいています。現在、好きな人がいるのですが、告白する勇気がなくてとても悩んでいます。

お葉書ありがとうございます。

告白する勇気がないとのことですが、その気持ちは誰しもが持つ気持ちです、その気持ちを乗り越えた先に幸せが待っています。

手紙や電話など自分に合っていると思う方法と、相手が一番気持ちを受け取ってくれそうな法方を総合して告白するのがおすすめです。頑張ってください!

ここで「相談者」に対して「回答者」は【方法という手助け】と【告白する勇気という力】を与えているともいえます。

しかし、この回答だけで告白が叶うことはありません。
重要になることは「相談者が方法と力を用いて努力すること」なのです。

神社参拝の『本当の効果』もこの例に近い性質を持っていると言えます。神は人間の代わりに働くのではなく、人が自ら助かるに足る加護を与えるだけで、願いを叶えるのは本人でなければなりません。

神がどれほどの力を与えるのか、どこまで助けてくれるのか、など効果の大小には様々な要因で違いが生じますが、このような本質的な部分は変わりません。

そういうことだったのね!
神は人にとって親のような存在だからこそ本人の代わりになって助けるのではなく、成長するための階段と、登るための力を貸してくださるということですね。
確かに自分が成長しなければ願いが叶ったとしてもその先に進むことができない。
神社参拝の『本当の効果』について理解でしました!

前置きを含めて少し長くなってしまいました。
理解していただけたようで良かったです。
実利的な話だけをしてしまうと「超常の存在である神がなぜ願望を叶えてくれないの?」という疑問が残りそうなので少し詳しくお話しました。

確かにそう言われると、最初から「神様は手助けをするだけ」「願いを叶えるのは自分」と聞いていたら、不遜ながらも「神様って少しケチなのかな?」って思っていたかもしれません。

金運神社が与えてくれる効果とは?金財招福の祈祷について

さて、少し遠回りしてきましたが、ここからは金運神社の効果について解説していきましょう!

今回の本題ですね!
ここまでの予備知識が十分にあるおかげでシンプルに効果だけを聞くことができますわ!!

冒頭に解説いたしました神様の『得意分野』の話を思い出していただければわかるように、金財招福の得意な神様が主神に祀られている神社が金運神社。ですが、実は金運の中でもより細かな『得意分野』があります。ここからは『〇〇系金運』という形式でそれぞれの効果を解説していきます。

全体系金運

金運を全体的に底上げしてくれるバランスの良い金運をもたらします。特出した力がないということがメリットでもありデメリットでもあります。金運の神社として下記の系統に該当する記述がない場合はこの系統に当たります。自分の祈りに特出した側面がないという場合に適しています。

瞬間系金運

瞬間系金運とは「宝くじ」や「臨時収入」などに代表されるような、「大きな収入を瞬間的に手に入れたい」という人の運気を上昇させてくれます。自分で多くのチャンス(お金を手に入れる機会を作る)を作ることがポイントになります。また、入手した財産の維持を考えることも重要です。

貯蓄系金運

貯蓄系金運は瞬間系の対極に当たる金運です。瞬間系が「大きな収入を瞬間的に手に入れる」効果であることに対して、貯蓄系は「手に入る収入を徐々に増加させ、時間をかけて豊かになっていく」という財運に偏った運気を向上させてくれます。焦らずに、じっくりと地力を伸ばしたい方には最適です。

勝負系金運

勝負系金運は瞬間的金運に近い側面を持ちますが、より包括的な金運です。その効果は言葉のままに「勝負事に勝ち、金財を手に入れる」という勝負運に偏った金運を上昇させてくれます。競馬や競艇のような賭け事から、自分自身が勝負をする場合まで、広く願いに適していることが特徴です。しかし、金財の獲得が副次的な効果になってしまうという場合に注意が必要になります。

成功系金運

こちらは勝負系よりもさらに金財の獲得が副次的効果になる金運です。金運とは必ずしも「お金を得ること」ではなく「金色の栄光、名誉」という要素もあり、成功系金運にその要素が色濃く現れています。仕事でも成功、名誉の獲得、職場での出世などの末に金財の獲得を目指すという方に最適な運気を与えてくれます。

金運の中でもそれぞれ系統という得意分野があって、仕事や夢なども加味して自分に適した神社を選ぶことが大事なのね!

お金というものは私たちの生活と関わりが深い分、細分化されていることがわかりますね。

神社での正しい祈祷方法を紹介

神様は成就へ向かって歩む力と道のりを導く最高位の存在。ということでしたら、参拝させていただくにもご無礼があってはいけないわね・・
正しい参拝祈祷の方法を教えてくださらない?

そうですね。祈祷師と一般人では必要所作に違いはありますが、誰であっても礼儀正しい参拝方法で詣でることは基本となります。

神社での正しい参拝祈祷の法方

  1. 清い服装を整え、鳥居を潜る際に一礼をし、参道の中央を避けて左側を歩く。(中央は神様が通る道です。)
  2. 手水舎の水と柄杓ひしゃくで心身を清める。(この手順は少々複雑なので、参拝の前に動画などでチェックしておきましょう。「手水を取る」などで検索されると良いかと思います。)
  3. 参道を進み、ご神前まで向かいます。
  4. 賽銭箱の前に立ったら一礼し、自身の真心の証としてお賽銭を丁寧に奉納します。(鈴があればこの後に紐を下に引き2~3回鳴らします。)
  5. 二礼二拍手一礼の作法で拝礼し、一礼してご神前から退きます。
  6. 帰りも参道の中央を避けて歩き、鳥居を出る際にもご本尊の方向に一礼すると良いでしょう。

二礼二拍手一礼について

  1. 深い礼を二回捧げます。
  2. 胸の高さで手を合わせ、右手を少し下にずらすように引き、手を二回打ち鳴らします。
  3. 二拍手が終われば、きちんと両手を合わせて心からの祈りを捧げます。(感謝を込め、謙虚に自分の気持ちを伝えることが大切です。)
  4. 最後に両手を下ろし、もう一度、感謝の深い礼をします。

神社に参拝する際の心持ちは最初の方の解説で学べたけど、儀礼的な方法も重要なのね!
最高位の存在に人がお願いをするのですから、礼節を大切にしないといけないこをがわかったわ。

「手水を取る」際の手順や「二礼二拍手一礼」は有名なので皆様気をつけられているのですが、服装や参道の歩き方、鳥居についても失念しないようにしないといけません。
神社に入ってからは神様のお住まいの中だと考えておきましょう。

神社がパワースポットと呼ばれる所以とは

ここまでは神社参拝の基礎から『本当の効果』『金運神社の系統別の効果』『神社の参拝の法方』と解説してきましたが、最後になぜ神社がパワースポットと呼ばれるのかについて、以上のことを踏まえながら見ていきましょう。

金運神社は単純に金運を司るご神体が存在するだけではなく、金運の源泉である金脈を有するパワースポットであるという、土地としての特徴もあります。
そしてその金脈の流れを有する土地を清め、管理し、護り続け、そこに御わす神様をお祀りし奉る。それらを全て司っているのが神社であり、また、パワースポットが穢されることなく気を巡らせ続けている理由なのです。

また、神社に参拝する際の作法には自らの心身をを清める作法も含まれております。
日常や欲に穢れた心や身体を清め、真っ直ぐな心と身体で神様に祈りを捧げることで、よりダイレクトに神通力と金脈の巡りを授かれるというのも神社参拝の魅力と言えるでしょう。

以上のことから、ただ「その場に行くだけ」「お願いするだけ」では効果もご利益も感じられ難くなるということがおわかりいただけたでしょうか。

パワースポットのご利益、神社参拝のご利益を授かろうとする時に大切なのは報恩感謝の気持ちです。
神様や土地に思いを捧げてこそ、その強力で強大な力を授かれるのです。

これからご参拝をされる方は以上のことを踏まえた上で、ぜひパワースポットと神様のご利益を存分に受け取ってきてください。